ソリューション 装甲陸上車両 Armored Ground Vehicle (AGV)
 
 
 
装甲陸上車両は輸送や戦闘に利用され、日々テクノロジーの発達と共に進化を続けています。従来の装甲陸上車両は、走行速度や動作反応など、様々な課題がありましたが、システム・パフォーマンスの向上によって、動作上の課題を克服しています。車両のモビリティ向上のためには、高パフォーマンス・コンピューターやディスプレイ、高性能サブシステムによるデータ処理、高速同時通信、高速データ転送などが不可欠な要素となっており、StackRackはこれらの要素に対応した高性能システムを提供しています。

正確且つ迅速な検知能力が求められるAGVは、コマンド用システム、制御システム、通信システム、メイン・コンピューターシステム、情報システム、監視・検知システムなどのC4ISR概念におけるサブシステムが多数搭載、高性能メイン・システムによって各サブシステムからの接続、通信、受信、データ処理を実時間内に行われます。“リアルタイム・コンピューティング・アーキテクチャ”は通信や受信だけでなく、イメージのブレ補正、イメージ・スティッチ、高画質ダイナミックレンジ画像キャプチャなどにも利用されます。
 
兵器 & 射撃管制

射撃管制装置は、ガン・データ・コンピューター、ディレクター、センサーなど様々なサブシステムで構成されています。装甲陸上車両搭載用に、サブシステムやコンピューターにも高い耐環境性が求められていると共に、高性能パフォーマンスの発揮が必要とされています。StackRack開発のシステムは、優れた耐環境性と多機能且つ高パフォーマンスを持ち合わせた装甲陸上車両などの軍車両に最適なシステムとなっています。

射撃管制装置は、ターゲット位置の標定・照準用システム(ナイトビジョンシステムを含む)、銃架システム(スタビリティシステム)、コンピューティング/センサーシステムから構成されています。搭載のレーザー距離計は水平角度・垂直角度のサーモグラフィーからセンサー・ディスプレイを通してターゲット位置が確認され、指揮官から砲手への砲撃準備が行われます。また、環境センサー、チルトセンサー、ポジションセンサーなどの搭載によって、正確な照準と砲撃が実現されています。

横風センサーは、夜間、日中ともに実時間内にターゲット距離を測定、最大1500mの距離内で0 m/s から20 m/s間の風速に対応、一度目の砲撃精度を高めます。この他、横風測定誤差は±1.5m/s以内の数値が要求されています。

StackRack開発のSR710は、Intel Core i7 Haswell CPU(クロック周波数2.4 GHz 最大3.4GHz)+QM87 チップセット、SATA III NANDドライブ (最大64GB)オンボード搭載で、膨大なデータの効率的且つ素早い処理で、高いリアルタイム・パフォーマンスを実現しています。また、SRシリーズ用の耐環境ディスプレイSKY15との組み合わせで、高性能ディスプレイパフォーマンスの発揮が可能となっています。抵抗膜タッチディスプレイのSKY15は、高輝度(最大1000輝度)から、1.7輝度以下のナイトビジョンモードへの切り替えに対応、ディスプレイ枠の20のファンクションキーは、ソフトウェアからのプログラム設定が可能な柔軟性の高いディスプレイとなっています。

監視 & 検知システム

安全確認、周囲状況の監視、ターゲットの検知などをスムーズに実行するため、AGVには様々な異なるシステムが搭載、システムを通して操縦士、指揮官、砲手、その他乗組員が正確な視認と的確な判断ができるように設計が施されています。操縦士は、赤外線カメラCCTVカメラからの映像をもとにAGVの走行操作を行い、指揮官と砲手はマルチスペクトル視域の可視スコープやサーマルチャンネル、レーザー距離計などの情報やデータをもとにターゲット位置の確認、砲撃を実行します。また、装甲陸上車両搭載の360°広角カメラは、周囲状況の認知、安全確認のために利用されています。

StackRackは、戦場など過酷な環境下での使用を視野に製品を設計・開発、高い耐環境性に加え高機能且つ高性能パフォーマンスを持ったシステムを提供しています。StackRackの新製品ファンレスシステムSR710はMIL-DTL-38999 Amphenol社製 軽量・耐環境コネクターを採用、対機器振動や衝撃にも高い耐性を持っていると共に、屋外の過酷な環境下でも最高レベルのパフォーマンスを発揮する高性能堅牢システムとなっています。また、MIL-STD-810G、 MIL-STD-461F 、IP65準拠製品SKY15耐環境ディスプレイは、防塵防水仕様に加え、高い耐振動・衝撃性を備えています。SR710とSKY15耐環境ディスプレイとの接続によって、リアルタイム処理による最高レベルのパフォーマンスが実現されています。